歯科診療補助論の練習問題(86問)
練習問題
- 練習問題56: 標準予防策の考え方として適切なのはどれか。
正解: エ 要点: 標準予防策は、感染症の診断に関係なく全患者に適用します。
- 練習問題57: 診療用グローブと手指衛生の関係として適切なのはどれか。
正解: ウ 要点: グローブは手指衛生の代わりにはなりません。
- 練習問題58: 使用後の歯科用ハンドピースの取扱いとして推奨されるのはどれか。
正解: ウ 要点: ハンドピースは患者ごとに交換し、洗浄・滅菌します。
- 練習問題59: 使用後の注射針の廃棄方法として適切なのはどれか。
正解: ウ 要点: 使用済み注射針は、手で折ったり放置したりせず、専用容器へ入れます。
- 練習問題60: 血液や唾液の飛沫が顔面に到達する可能性がある処置で、適切な個人防護具はどれか。
正解: ウ 要点: 飛沫リスクがあるときは、鼻・口と眼の粘膜を保護します。
- 練習問題541: 医薬品医療機器等法上の医療機器の説明はどれか。
正解: ウ 要点: 医療機器は診断、治療、予防等を目的とする機械器具等です。
- 練習問題542: 手に目で確認できる血液が付着したときの手指衛生はどれか。
正解: エ 要点: 目に見える有機物の汚染は、流水を用いて物理的に除去します。
- 練習問題543: 手に目で確認できる汚れがない診療前後に使用できるのはどれか。
正解: ア 要点: 目に見える汚染がない場面では擦式アルコール製剤を用いられます。
- 練習問題544: 診療用グローブを交換する基本的な単位はどれか。
正解: ア 要点: 診療用グローブは患者間で使い回さず、患者ごとに交換します。
- 練習問題545: 歯科診療を介助する歯科衛生士のグローブ着用として適切なのはどれか。
正解: ウ 要点: 介助者も微生物伝播を防ぐためグローブを着用します。
- 練習問題546: 医療用グローブの着用で減らせる微生物伝播の組合せはどれか。
正解: エ 要点: 医療用グローブは、患者と医療者の双方向および患者間の微生物伝播を減らします。
- 練習問題547: 診療に使ったグローブで環境整備を続けない理由はどれか。
正解: ア 要点: 診療用グローブのまま環境に触れると交差汚染を起こします。
- 練習問題548: 診療に着用した白衣のまま飲食や外出を避ける理由はどれか。
正解: イ 要点: 診療衣の汚染を飲食場所や院外へ持ち出しません。
- 練習問題549: 技工所から戻った義歯の保管で汚染が増えやすかった条件はどれか。
正解: ア 要点: 技工物は液中保管でも清潔が保証されず、保管前後の消毒が必要です。
- 練習問題550: 通常の眼鏡をPPEとして扱えない主な理由はどれか。
正解: エ 要点: 通常の眼鏡は飛沫を遮る範囲が不足します。
- 練習問題551: 歯科診療時に着用する術衣の交換頻度として指針が勧めるのはどれか。
正解: ア 要点: 歯科診療用の術衣は毎日交換します。
- 練習問題552: 血液付着の可能性が高い観血処置で白衣の上に追加するのはどれか。
正解: エ 要点: 観血処置では白衣の上にガウン等を着て衣服汚染を防ぎます。
- 練習問題553: 口内法エックス線撮影でフィルムやIPを唾液から守るのはどれか。
正解: イ 要点: 口腔内へ入れる撮影媒体には汚染防止用カバーを付けます。
- 練習問題554: 口内法撮影媒体の汚染防止に、紙製より適するカバーはどれか。
正解: エ 要点: プラスチック製カバーは紙製より細菌汚染を防ぎやすいとされています。
- 練習問題555: 容器入りアルコール綿を院内で作る場合に推奨される管理はどれか。
正解: ア 要点: アルコール綿は作り置きせず、その日の分を診療前に作ります。
- 練習問題556: 医薬品医療機器等法上の一般医療機器に該当するものはどれか。
正解: エ 要点: 一般医療機器は、不具合があっても生命・健康への影響がほとんどない医療機器です。
- 練習問題557: バーやファイルの超音波洗浄で達成できないのはどれか。
正解: エ 要点: 超音波洗浄は清掃工程であり、滅菌工程ではありません。
- 練習問題558: 耐熱性の歯科用バーに対する再処理の順序はどれか。
正解: エ 要点: 器材は汚れを洗浄で除き、その後に滅菌します。
- 練習問題559: ユニットのスイッチなど清掃しにくい接触面の管理はどれか。
正解: ウ 要点: 清掃しにくい接触面は使い捨てバリアを患者ごとに替えます。
- 練習問題560: 歯の切削時に口腔外バキュームを用いる目的はどれか。
正解: エ 要点: 口腔外吸引は診療室へ広がるエアロゾルや粉塵を減らします。
- 練習問題561: アルジネート印象を石膏注入前に行う感染対策はどれか。
正解: イ 要点: 印象は流水洗浄だけで終えず、材料に適した方法で消毒します。
- 練習問題562: 院外技工所へ印象を渡す際に伝えるべき情報はどれか。
正解: イ 要点: 歯科診療所と技工所は消毒状況を共有します。
- 練習問題563: 血液曝露の機会がある歯科医療従事者のB型肝炎対策はどれか。
正解: ウ 要点: B型肝炎ワクチンに加え、免疫獲得を抗体価で確認します。
- 練習問題564: 局所麻酔針のリキャップが必要な場合に勧められる方法はどれか。
正解: エ 要点: リキャップが必要なら、手を針先へ近づけない片手すくい法を用います。
- 練習問題565: 診療後にユニットを清掃する際のグローブ交換手順はどれか。
正解: ア 要点: 患者に用いた手袋は外し、手指衛生後に清掃用の新しい手袋へ替えます。
- 練習問題566: 使用済みグローブを消毒して再使用しない根拠はどれか。
正解: イ 要点: 消毒しても微生物が残り、使用中の微小破損も否定できません。
- 練習問題567: 外科的処置で滅菌グローブを装着する前の手指衛生はどれか。
正解: イ 要点: 外科的処置前は手洗い、乾燥、擦式消毒を経て滅菌グローブを装着します。
- 練習問題568: 手洗い後の手指を乾燥させる方法として適切なのはどれか。
正解: エ 要点: 手洗い後は清潔な使い捨てペーパータオルを使います。
- 練習問題569: 超音波スケーラー使用時のPPEの組合せはどれか。
正解: ア 要点: 飛沫・エアロゾルの届く部位をPPEの組合せで防護します。
- 練習問題570: 観血処置で使用した使い捨てガウンの処置後の扱いはどれか。
正解: イ 要点: 処置専用の防護衣は処置後に脱ぎ、汚染を持ち出しません。
- 練習問題571: 口内法撮影後、汚染防止用カバーに続けて行う操作はどれか。
正解: エ 要点: 撮影後は汚染カバーを除去して、媒体を清潔側へ渡します。
- 練習問題572: アルコール綿を開放容器で作り置きすると起こるのはどれか。
正解: エ 要点: アルコールの揮発で消毒に必要な濃度を保てなくなります。
- 練習問題573: ハンドピースの外面清拭だけでは不十分な理由はどれか。
正解: エ 要点: サックバックによりハンドピース内部も汚染される可能性があります。
- 練習問題574: 低速回転の歯面研磨用ハンドピースの患者間処理はどれか。
正解: イ 要点: 低速用ハンドピースも患者ごとに洗浄・滅菌します。
- 練習問題575: 使用後のバー、根管ファイル、超音波チップの器材分類はどれか。
正解: ウ 要点: 血液や組織へ接触する侵襲器具はクリティカル器材として扱います。
- 練習問題576: 指針が、塩基性洗剤を用いるウォッシャーディスインフェクターについて述べる効果はどれか。
正解: イ 要点: 指針は、塩基性洗剤による洗浄で被洗浄器具を高水準消毒レベルまでにできるとしています。
- 練習問題577: 器具に血液や切削片を残したまま滅菌しない理由はどれか。
正解: イ 要点: 滅菌は洗浄の代わりにならないため、先に付着物を除去します。
- 練習問題578: 表面バリアを使用していないユニット接触面の患者間管理はどれか。
正解: エ 要点: バリアのない接触面は各患者の診療後に清拭消毒します。
- 練習問題579: 目に見える血液で汚染された環境表面に指針が例示する薬剤はどれか。
正解: ウ 要点: 指針は血液汚染面の例として5,000 ppm次亜塩素酸ナトリウムを挙げます。
- 練習問題580: 医薬品医療機器等法上、特定保守管理医療機器が指定される理由はどれか。
正解: エ 要点: 専門的な保守を欠くと医療へ重大な影響を与え得る機器が特定保守管理医療機器です。
- 練習問題581: 産業廃棄物を処理業者へ引き渡し、紙で処理を管理する場合に交付する文書はどれか。
正解: ウ 要点: 紙で産業廃棄物の委託処理を管理する場合は、引渡し時に管理票を交付します。
- 練習問題582: 技工所から戻った可撤性義歯を患者に試適する前の対応はどれか。
正解: イ 要点: 技工所から届く技工物にも汚染の可能性があるため、試適前に処理します。
- 練習問題583: B型肝炎ワクチン接種歴だけで防御を判断しない理由はどれか。
正解: ウ 要点: 接種しても十分な抗体が得られない人がいるため抗体価を確認します。
- 練習問題584: 廃棄物処理法上、感染性廃棄物などを生ずる事業場ごとに置くことが求められる者はどれか。
正解: エ 要点: 感染性廃棄物などを生ずる事業場ごとに、その処理業務を管理させる責任者を置きます。
- 練習問題585: 鋭利物容器を満杯になる前に交換する目安はどれか。
正解: ウ 要点: 鋭利物容器は8割程度で封鎖・交換し、詰め込みません。
- 練習問題586: 準備したが患者に使わなかった注射針の廃棄区分はどれか。
正解: イ 要点: 患者に未使用でも、準備した鋭利物は専用容器で安全に処理します。
- 練習問題587: 廃棄物処理法上、感染性をもち健康被害のおそれがある産業廃棄物の区分はどれか。
正解: ア 要点: 感染性など人の健康に被害を生じるおそれがあるものは特別管理産業廃棄物です。
- 練習問題588: 医療法上、歯科診療所の管理者が医療安全のために講じる措置はどれか。
正解: エ 要点: 管理者は施設の安全指針を定め、従業者へ研修を行います。
- 練習問題589: EN 13060のクラスB小型高圧蒸気滅菌器で処理できる負荷はどれか。
正解: イ 要点: クラスBは包装の有無を含め、固形・多孔質・中空器材に対応します。
- 練習問題590: EN 13060のクラスS小型高圧蒸気滅菌器で処理する器材の決定根拠はどれか。
正解: エ 要点: クラスSは製造業者が機種ごとに指定した負荷を処理します。
- 練習問題591: EN 13060のクラスN小型高圧蒸気滅菌器の基本的な対象はどれか。
正解: ウ 要点: クラスNの基本負荷は、包装していない固形器材です。
- 練習問題592: 中空構造のハンドピースをクラスNで処理する際、指針から導くべき安全な判断はどれか。
正解: イ 要点: クラスNを中空器材へ一律に適用せず、機器と器材の適応・工程を添付文書等で確認します。
- 練習問題593: クラスNで未包装滅菌した器具を包装せず保管する場合の使用期限はどれか。
正解: エ 要点: 未包装のままなら滅菌後24時間以内に使用します。
- 練習問題594: 真空脱気式のクラスBが中空器材の処理に適する理由はどれか。
正解: イ 要点: 真空脱気で残留空気を除き、中空部へ蒸気を行き渡らせます。
- 練習問題595: 高圧蒸気滅菌の効果確認に用いられる指標菌はどれか。
正解: ウ 要点: 湿熱への抵抗性が高いG. stearothermophilus芽胞を指標に用います。
- 練習問題596: ハンドピースの滅菌時間を一律に決めず確認する資料はどれか。
正解: イ 要点: 機種と負荷に合う工程を添付文書・取扱説明書で確認します。
- 練習問題597: サックバック防止構造付きハンドピースの患者間処理はどれか。
正解: エ 要点: 防止機構は患者ごとの再処理を省く根拠になりません。
- 練習問題598: 汚染防止カバーを装着したIPの再使用前管理はどれか。
正解: エ 要点: カバーを使ってもIP自体の汚染可能性を考え、消毒と密封確認を行います。
- 練習問題599: アルジネート印象とシリコンラバー印象の流水洗浄時間の組合せはどれか。
正解: ウ 要点: 流水洗浄はアルジネート120秒、シリコンラバー30秒が示されています。
- 練習問題600: 特別管理産業廃棄物の処理を委託した歯科診療所が行うべき対応はどれか。
正解: イ 要点: 委託後も処理状況を確認し、最終処分まで適正な処理を確保するよう努めます。
- 練習問題691: 歯科治療への強い不安や痛み刺激が引き金となり、一過性の血圧低下と徐脈を主徴として起こる全身的偶発症はどれか。
正解: イ 要点: 精神的ストレスに痛み刺激が加わり、迷走神経が緊張して血圧低下と徐脈が起こります。
- 練習問題692: 歯科治療中に血管迷走神経反射が生じた患者にとらせる体位はどれか。
正解: エ 要点: 仰臥位と下肢挙上にとどめ、過度な頭部低位は避けます。
- 練習問題693: 気分不快、血圧低下、徐脈を認めた患者で、血管迷走神経反射とアナフィラキシーの鑑別に役立つ所見はどれか。
正解: ウ 要点: 皮膚症状が認められれば血管迷走神経反射は否定されます。
- 練習問題694: 歯科治療中の血管迷走神経反射で、徐脈を伴う血圧低下が続くときにまず選択される薬物療法はどれか。
正解: イ 要点: 副交感神経遮断作用をもつアトロピン硫酸塩水和物を静脈内投与します。
- 練習問題695: 歯科治療中に過換気発作を起こした患者の体内で生じている変化はどれか。
正解: ウ 要点: 二酸化炭素が呼気中へ過剰に排出され、血液のpHが上昇します。
- 練習問題696: 歯科治療中の過換気症候群に対するペーパーバッグ法の位置づけはどれか。
正解: エ 要点: 紙袋で呼気を再呼吸させる方法は推奨されていません。
- 練習問題697: 歯科診療所で過換気症候群を疑ったときの評価について正しいのはどれか。
正解: イ 要点: 強い呼吸困難感を訴えても酸素飽和度は保たれます。
- 練習問題698: 典型的な皮膚症状を伴わない患者をアナフィラキシーと判断できるのはどれか。
正解: イ 要点: 既知アレルゲンへの曝露後に急速に生じた血圧低下・気管支攣縮・喉頭症状は、皮膚症状がなくても該当します。
- 練習問題699: アナフィラキシーと診断された、または強く疑われる患者に直ちに行う処置はどれか。
正解: ウ 要点: 第一選択はアドレナリンの筋肉内注射です。
- 練習問題700: アナフィラキシーの二相性反応について正しいのはどれか。
正解: エ 要点: 初回の反応が治まった数時間後に症状が再燃することがあります。
- 練習問題701: アドレナリン自己注射薬(エピペン®)の使用について正しいのはどれか。
正解: ウ 要点: 緊急やむを得ない措置として第三者が注射しても医師法違反にはなりません。
- 練習問題702: 成人に胸骨圧迫を行うときに圧迫する部位はどれか。
正解: エ 要点: 胸の左右の真ん中にある胸骨の下半分を圧迫します。
- 練習問題703: 成人への胸骨圧迫で目安とする深さとテンポはどれか。
正解: エ 要点: 強く、速く、絶え間なく圧迫します。
- 練習問題704: 人工呼吸の技術を身につけた救助者が成人に心肺蘇生を行うときの胸骨圧迫と人工呼吸の回数はどれか。
正解: エ 要点: 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を、救急隊員と交代するまで繰り返します。
- 練習問題705: AEDの電極パッドを貼るときの対応で正しいのはどれか。
正解: イ 要点: 胸が濡れていると電気が体表の水を伝わり、効果が十分に発揮されません。
- 練習問題706: 反応はあるが声を出せず、強い咳もできない成人に、まず行う異物除去はどれか。
正解: イ 要点: まず背部叩打を試み、効果がなければ腹部突き上げを行います。
- 練習問題707: 局所麻酔薬中毒の初期にみられる症状はどれか。
正解: ウ 要点: 初期には大脳皮質の抑制系が遮断され、刺激症状が現れます。
- 練習問題708: 重度の低血圧や不整脈を伴う局所麻酔薬中毒に対して行う治療はどれか。
正解: エ 要点: 局所麻酔薬を使用する施設は20%脂肪乳剤を常備しておきます。
- 練習問題709: 高血圧を有する患者にアドレナリン含有歯科用局所麻酔剤を用いるときの対応はどれか。
正解: エ 要点: 1/80,000アドレナリン含有製剤の初回投与量はカートリッジ2本までが目安です。
- 練習問題710: 歯科治療中の器具や補綴物の誤飲・誤嚥を防ぐ対策として勧められるのはどれか。
正解: イ 要点: ラバーダムが正しく装着されていれば、器具の誤飲・誤嚥や薬液の漏出をほとんど予防できます。
- 練習問題711: 歯科治療中に起こりうる高血圧緊急症について適切なのはどれか。
正解: ウ 要点: 高血圧緊急症は、血圧が高いだけでなく臓器の急性障害が進行している状態です。